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松田 由紀子 院長

YUKIKO MATSUDA

患者さんとの間の敷居はできるだけ低く。
「街の歯医者さん」として通院しやすい環境を整える

大学卒業後、日大歯学部の口腔外科教室に入局。10年ほど在籍し経験を積んだ後、1993年、東大前駅すぐのこの地に開院。

松田 由紀子 院長

松田 由紀子 院長

向丘歯科医院

文京区/向丘/東大前駅

  • ●歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●訪問歯科診療
  • ●小児歯科

医師だった両親の影響からこの道へ。大学病院で経験を積んだ後、地域医療に携わりたいと開院

松田 由紀子 院長

私は、両親ともに医師という医科系の家庭に育ちました。そのため「自分も将来は医師になるのだろう」と、小さい頃から何となく思っていたのですが、医学部受験に失敗してしまい……。浪人することを親から反対されたこともあって、現役で合格していた歯学部へと進学することになりました。元々が医科志望だったこともあって、数ある専門分野の中でもっとも歯科らしくない口腔外科を専攻し、大学卒業後は日大歯学部の口腔外科教室に入局しました(笑)。
大学病院の口腔外科には10年ほど在籍し、その間、親知らずの抜歯に始まりお口の中の癌の治療などにも従事しました。患者さんの生死に関わる仕事であり、大きなやりがいを感じていましたが、一方で「地域医療に携わる仕事をしたい」という想いも強く、大学の先輩の跡を引き継ぐ形で当院を開院。今年(2015年)で21年目を迎えます。
口腔外科治療に限って言いますと、確かに大学病院にいないとできないこともありますが、私にとって地域の人たちのふれあいは、そうしたデメリットを補って余りある喜びであり、開業医になって本当に良かったと思っています。

「街の歯医者さん」として、通院しやすい環境を整える

松田 由紀子 院長

私自身、長く口腔外科に携わってきましたので、たとえば他院からの紹介といった形で、専門的な外科手術やインプラント治療を行うこともありますが、基本的には、当院は「街の歯医者さん」であり、歯に関するお悩みについて幅広く診察させていただいています。
「街の歯医者さん」ということで、やはり患者さんは近隣にお住まい・お勤めの方が中心。周辺に大学が多い土地柄、その職員の方なども多く来院されます。また、家族ぐるみでご利用いただいている患者さんが多い点も当院の特徴で、開業当時はまだ小さな子どもだった患者さんが親となり、今はそのお子さんを連れて来院されている姿などを見ると、20年という時の長さを改めて実感させられます。
患者さんに「今日は何しに来たの?」と気軽に声をかけることのできる関係性が、私の理想とするところです。歯科医院というのは、痛くならない限り自発的に受診していただくことが難しい場所。患者さんとの間の敷居をできるだけ低くし、通院しやすい環境を整えることはとても大切なことだと考えています。
今振り返ってみると、これはまさに「町医者」であった父の診療スタイルなんですね。医科と歯科という違いはありますが、現在の私にもっとも大きな影響を及ぼしたのも、そして医療人としての最終的な目標も、私にとっては父だと思っています。

治療のメリット・デメリットも十分に。患者さんに理解いただけるまでしっかりとご説明

松田 由紀子 院長

患者さんに対する説明は、きちんとご理解・ご納得いただけるまで、しつこいくらいするように心がけています(笑)。かつては「先生にすべてお任せします」なんて時代もありましたが、今はそういう時代ではありません。治療を最後までやり切るためには、まずは患者さんご自身にしっかりと理解・納得していただく必要がありますので、そのためにも、考え得る治療の選択肢はすべて提示した上で、それぞれのメリット・デメリット等も十分にご説明させていただくようにしています。
あとは、院内の衛生管理にも非常にこだわっています。もちろん、多くの歯科医院でも衛生管理には力を注いでいると思いますが、当院では患者さんお1人お1人ごとに、それこそ歯を削る機械の本体まで滅菌するほどの徹底ぶり。これはおそらく、私が口腔外科の出身であることも関係していると思います。
また、細かいことではありますが、無機質な院内が少しでも潤いと暖かみのある空間となるように、生花を絶やさないようにすることも併せて心がけています。

ご高齢の患者さんのため、訪問診療にも力を入れる

地下鉄南北線「東大前駅」のすぐ前に、歯科・小児歯科・歯科口腔外科・訪問歯科診療の向丘歯科医院を開業してから約20年が経ち、子どもだった患者さんが大人になるのと同様に、当時中高年だった患者さんはご高齢になり、なかにはご自分の足で通院することができなくなってしまった方などもおられます。社会の高齢化に伴い、在宅で療養されている方は大勢いらっしゃるにも関わらず、歯科医師が自宅に来てくれることを知っている人はあまり多くない。そうした現状を少しでも変えたくて、当院では院内での診療だけでなく、訪問診療にも力を注いでいます。
医師の往診と比べて歯科医師の往診はあまり馴染みがないため、具体的なイメージが湧かない方もおられるかもしれませんが、
治療に限らず誤嚥性肺炎などの予防に、日頃の口腔ケアが重要です。「ちょっと歯磨きをしに来てほしい」といったご相談でも大歓迎です。もしお困りのことがありましたら、お気軽にご連絡いただけたらうれしいですね。

これから受診される患者さんへ

治療を終えた患者さんに「今度は自分の大切な人をここに連れてきたい」と思っていただけるような歯科医院でありたいと、当院では治療面、衛生面すべてにおいてこだわり、日々研鑽にも努めています。
また、私は「地域医療に携わりたい」と思い、大学病院を離れて当院を開業しました。これまでの地域医療と言えば、地域の中に診療所を構えて、そこで患者さんをお待ちするスタイルが一般的。しかし、高齢化がさらに進むこれからの時代は、歯科医師がご自宅までお伺いする訪問診療の重要性がますます高まっていくものと思われます。訪問診療を通じて、身体が不自由で通院ができない方や、介護をされている方のお力になれればと思っていますので、どのようなことでも遠慮なくご相談いただけましたら幸いです。

※上記記事は2015年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

松田 由紀子 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味・特技:ゴルフ
  • 好きな本:渡辺淳一の本
  • 好きな映画:邦画
  • 好きな言葉:愛
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:京都

グラフで見る『松田 由紀子 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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