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田中 源一 院長

GENICHI TANAKA

負担のない治療。完璧を求めず無理をしない 伝統と海外の知識を融合し独自スタイル確立

長く続く薬局を実家の影響で大学は薬学部へ。卒業後はもっと広い視野で医療を知りたいと考え、医学部に入学。医学部卒業後は皮膚科を専門とし、アメリカの大学に渡り皮膚科と麻酔科を学んだのち、大学病院や都立病院での経験を経て、1994年に文京区田端に 『源一クリニック』を開院 。

田中 源一 院長

田中 源一 院長

源一クリニック

文京区/本駒込/田端駅

  • ●皮膚科
  • ●アレルギー科

伝統を受け継ぎ、海外の知識を得ることで独自のスタイルを確立。

田中 源一 院長

もともと祖母の家は室町時代から連なっている薬局で、誰に勧められたからではなく、自然に薬学部へと進みました。当時は自分なりに父と同じ道へ進もうと考えていたんですね。ところが薬のことを勉強していけばいくほど、もっと広い視野で医療というものを知りたいと考えるようになり、それが理由で薬学部の卒業後に医学部に入り直すことにしました。その後医師となり、皮膚科を専門としたのです。皮膚科は充分な知識と経験を重ねることにより、最高の大学病院にも比肩しうる治療を開業医という立場で提供可能です。当時から開業ということは頭の隅にはありましたし、その点においてこの科に魅力を感じたということですね。
大学を卒業後、幸運にもアメリカの大学に皮膚科と麻酔科の勉強を積む機会を得ました。医師の教育制度を始めとし、医療にまつわる様々な問題について日本との違いを経験出来たことは、その後の私にとって非常に大きな財産となりました。
帰国後、大学病院を経て1994年に『源一クリニック』を開院致しました。もともと薬局のあった場所を新しくするという話が先にあり、これまでに培ってきたものを地域の方に恩返しをする良い機会と考え、開業に踏み切ったという形になります。

負担を感じることのないよう、『完璧を求めず、無理をしない』がコンセプト

田中 源一 院長

無理をしないこと、ですね。アトピー性皮膚炎の治療は特に顕著ですが、完璧を求めると良い結果を得ることは出来ません。それを踏まえ、当クリニックでは患者さんとしっかりと話し合い、当面の治療目標を設定していきます。まずはつらい症状、かゆみを様々な方法で出来る限り抑えていくこと。徐々に皮膚はきれいになっていきます。またそれに付随して、患者さんが生活習慣の改善をはかることにより、気管支喘息等を発症させないという長期の目標につなげていくのです。完璧を求めず、無理をしない。患者さんが負担を感じることのないような治療を心掛けています。

薬学を修めたからこそわかる漢方のちからで、一人ひとりのニーズにあった治療をご提供。

田中 源一 院長

本格的に漢方に取り組み始めたのは病院勤務時代ですが、漢方に気が付いたのはアメリカ留学時代にさかのぼります。意外に思われるかもしれませんが、アメリカは病気の歴史や民族の歴史に敬意を払う面があり、漢方もまた尊重され、学ぶ機会もあるのです。
実際のところ、漢方を治療に生かしている皮膚科医は多くありません。しかし私は薬学を修め、その特徴やリスクを充分に理解した上で漢方を用いた治療にたどり着いたという自負を持っています。
漢方が万能とは申しませんが、漢方だからこそ可能な治療もまたあるはずです。いわゆる西洋医学で用いられる薬の歴史は、長いものでも100年程度。2000年の長きに渡り続いてきた漢方には、それだけの価値があると私は思っています。

お肌ケアで大切なことは、紫外線対策と保湿。

私たちの世代ではその昔、冬場は2、3日に1回の入浴だった記憶があります。もちろん理由はこれだけではないと思われますが、その時代、アトピー性皮膚炎は話題にもならなかったのは事実です。「清める」という言葉がありますよね。生活水準が上がっていくにしたがい、そうした古来からの習慣が知らず知らずのうちに日本人に入浴を習慣化させるよう意識付けられたのかもしれません。汚れてもいないのに毎日身体を洗う。それによって皮膚のバリア機能が壊されてしまい、余計に肌を荒らしてしまうという結果が生まれています。
毎日湯船につかっているなら、それだけで充分。洗うとしても、石けんを泡立てて、腋や股、足の指の間や足の裏だけを洗うようにしてみてください。それからあとは、紫外線から身体を守るように心掛けてることと、保湿に気を使うこと。ゴシゴシ洗わずとも、これだけで皮膚のお悩みはずいぶん解消されるはずです。

これから受診される患者さんへ

もう少し長期的な視野で病気というものに向き合われたほうが良いのではないかと思います。例えばアレルギー疾患のある人は大腸がんのリスクが少ないといった良い面もあるのです。悪い面だけをとらえて深刻にならず、少しずつ少しずつ改善をはかっていくことを考慮のうちに入れていただければと思います。
情報が簡単に手に入る時代となり、患者さんから質問を受けることも多くなってきました。曰く、「この治療は、このお薬は、正しいの?正しくないの?」といったことです。前提として、正しいのか、そうではないのかといった議論はずれているように思います。大切なのはその人にとって安全なのか、安全ではないのかという観点です。私は、医療全体の問題として、統計学に比重がやや傾きすぎているような気がしています。その最たるものがガイドラインですが、それが全ての患者さんに適合するとは限りません。その人その人、1つひとつを正確に判断しつつ、患者さん個人の事情に鑑み、最新の注意を払って治療に臨んでいきたいと考えています。

※上記記事は2014年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

田中 源一 院長 MEMO

周産期(新生児)専門医 /麻酔科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ドライブ
  • 好きな本:政治・経済の本
  • 好きな映画:堅苦しくない楽しいもの
  • 座右の銘:無理をしない、石橋を叩いても渡らない
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:文京区

グラフで見る『田中 源一 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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