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鈴木 憲人 獣医師

KENTO SUZUKI

正しい歯科治療を軸に予防医療を。
住み慣れた場所で安心できる医療を届け続けたい

日本大学生物資源科学部獣医学科卒業。

卒業後は獣医師としての経験を重ねながら、専門的歯科治療を行う荻窪ツイン動物病院に勤務し、歯科治療全般を経験。在職中にアメリカ獣医歯科学会認定医からも直接指導を受け、現在に至るまで手がけた歯科治療は1000件を超える。現在はhanaペットクリニックで歯科診察を中心に診療を行い、予防歯科の周知にも尽力している。



鈴木 憲人 獣医師

鈴木 憲人 獣医師

hanaペットクリニック

文京区/水道/江戸川橋駅

  • ●犬
  • ●猫

母であり獣医師としての先輩。幼い頃から獣医師になると決めていた

鈴木 憲人 獣医師

獣医師をめざしたのは母の影響ですね。

物心ついたときから獣医師である母の姿を見ていて、たくさんの飼い主さんに信頼され、動物を治療する様子は子供心にも「良いなぁ」と思っていました。自分も動物が好きでしたし、あまり深く考えることもなく自然と「自分も同じ獣医師の道に進むんだ」というつもりでしたね。

大学卒業後は都内の一次診療病院で数年働いたのち、専門的な歯科治療を行う荻窪ツイン動物病院で働きました。

特に歯科を選んだ理由はおくちの病気はほとんどの子が避けられない病気だから。わんちゃんや猫ちゃんは程度は様々ですが、ある一定の年齢になるとほとんどの子が歯周病などのなにかしらの口腔内の疾患にかかっています。

一次診療施設にいた時にも歯科治療を行うことは度々ありましたが、今思えば迷いながら治療をしていました。みんなが避けられない病気を、やるからには正しく治療したいとずっと考えていたんです。

汚れていた歯がキレイになるのは気分がいいですし、なにより飼い主さんがとても喜んでくれるのがとても嬉しかったですね。

動物たちは「口が臭い」とか「歯が痛い」とはいいませんから、飼い主さんが気を配らないとお口の環境は汚れたままになってしまいます。獣医師ですら予防歯科の大切さが周知されていない現状もあり、受診のたびに口腔内をチェックする習慣のない獣医師もまだたくさんいます。だからこそ自分が「予防歯科」や「歯科治療」について知識も技術も高めて、動物の歯科全般を広めていく役割を担わなければ、と感じますね。

病院らしくない病院に。受診のハードルは下げて親しみやすく

鈴木 憲人 獣医師

歯科診察の専門性はありますが、一般的な治療にももちろん対応できます。むしろ幅広い症状を診ることが多いですね。先代の頃から来てくださっている飼い主さんもいますし、このところは新しく受診される方も増えている印象です。

当院は決して大きな病院ではありませんが、小さなクリニックだからこそ気軽さや親しみやすさはあるのではないでしょうか。病院らしさを感じさせないような「病院らしくない」雰囲気や施設にこだわっていますし、これからもより良い医療を提供するため最新の機器なども実はたくさん導入しています。様々な状態のわんちゃん・ねこちゃんに対応できますので「まずお話だけでも」という感覚で来ていただけたら嬉しいですね。

予防歯科から高度な歯科治療まで。おくちの健康を考えるきっかけを与えたい

鈴木 憲人 獣医師

これまでわんちゃんねこちゃんの口の中を気にすることがなかった飼い主さんは、口の中が汚れている状態であっても「もともとこんなものだ」と思っているかもしれません。

僕は、そのような飼い主さんたちに「汚れているのは普通ではない」とまず知っていただきたいんです。

歯科治療は正しく行えば、明らかに動物の元気が出たり、食欲が戻ったりなど、飼い主さんにも効果をしっかり感じてもらえます。

しかし、歯科を専門とする立場としては治療ももちろん大事ですが「キレイな状態が普通」という意識に変えていく責任があると思っています。日々のケアで病気が防げることで、飼い主さんも動物たちも負担なく過ごせることにつながりますしね。ですから、まずは歯磨きをいきなりするというよりは、スキンシップの一環でおくちの今の状態をチェックすることからはじめてもらうことを僕はおすすめしてます。

専門的な治療としては、神経の治療や、歯周病に対する再生治療にも対応しています。

一般的に歯が折れた場合は動物では抜歯が選択されることも多いですが、状況により抜歯せずに歯を残すことが可能な場合もあります。ただし神経の治療などは専門的な技術・機材などが必要となるため一般の獣医師では対応できないことが多いです。当院では専門的な機材はもちろん、数多くの神経の治療、再生治療を含めた歯周外科治療を行なってきた経験がありますので安心してお任せいただければと思います。

とはいえ、現在は歯の健康を意識している飼い主さんも増えてきていますし、歯科診療を求めて遠方からお越しくださる方もいらして、少しづつですが動物歯科に関心が高まってきているのを感じます。

コミュニケーションを大切に。より良く暮らしてもらうための医療を届け続ける

診療の中でこころがけているのは「病気を診ず、動物を診ること」と「飼い主さんとよくコミュニケーションをとること」ですね。動物たちは言葉で伝えられませんから、飼い主さんの気付きがとても重要なんです。普段接しているからこそ感じるちょっとした変化に大事なヒントが隠れていることもありますからね。

ただ、飼い主さんが普段と違う様子に気づいたとしても、それが病気と関係があるかもと思わなければ相談しようとは思いません。ですから飼い主さんが気軽にお話できる関係性をいかに早く築けるかが大事だと思っています。

今後は病院を大きくするよりも「ここで続けること」を意識してやっていきたいです。

みなさんが安心して相談できるように、良い部分は残して、より良い医療を提供するための成長は続けていくと思います。せっかくこの場所で出会えた飼い主さんや動物たちが安心して生活できるように、また、より良い暮らし方ができるような医療を届け続けていきたい。

予防も治療も住み慣れた場所で不安なく受けられる、そんな場所でいられたら良いですね。

これから受診される患者様へ

「hanaペットクリニック」は地下鉄有楽町線「江戸川橋」駅より新目白通りを飯田橋方面に向かい、徒歩約3分、石切橋を渡ったところにあります。バスでしたら「石切橋」下車で徒歩約1分です。

当院はわんちゃん・ねこちゃんの「歯科診療」を得意とし、予防歯科から高度な歯科治療まで幅広くおくちの悩みに対応できます。動物の歯科診察は専門的に診られる獣医師がまだまだ少ないため、動物たちの口腔内の状態はあまり重視されていないのが現状です。

しかし予防歯科を徹底して抜歯を回避できたり、歯科治療を行ったおかげで重大な感染症に至らなかったケースもたくさんあります。

まずはお口の状態をチェックさせてもらえればと思います。

わんちゃんねこちゃんの飼い主さんには、まずは歯磨きの方法や検診などの「予防歯科」、ある程度進行した病気には「専門的歯科治療」を提供しますので、まずはお気軽にご相談ください。


※上記記事は2023年2月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

鈴木 憲人 獣医師 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ドライブ、おいしいワイン探し、テニス
  • 好きな本:『動物のお医者さん』
  • 好きな映画:『ワイルド・スピード』
  • 好きな音楽やアーティスト:優里、洋楽ポップス
  • 好きな場所・観光地:タイ
  • 出身大学:日本大学生物資源科学部獣医学科衛生学研究室

鈴木 憲人 獣医師から聞いた
『犬の破折』

気づきにくい犬の「破折」、歯を残すには早期発見がカギ

破折(はせつ)とは歯が折れたり、欠けていることを言います。

わんちゃんの場合は硬いおもちゃや硬い食べ物を噛むことによって奥歯(第4前臼歯)を折ることが多く、ネコちゃんは落下など外傷によって犬歯を折るケースが多いですね。破折そのものは病気ではありませんが、折れた歯が露髄(歯の神経がでている状態)している場合は感染症の原因となるため、抜歯や神経の治療などの外科的な処置が必要になります。


多くの場合、感染が進んだ段階で出てくる、目の下の頬の腫れや目やになどの症状で気づきます。

はじめは眼や皮膚の病気が疑われますが、実は歯が折れたことが原因で頬が腫れたり、膿が出ることも多いですね。そこまで感染が進行してしまうと、治療は抜歯しか選択できないことが多いです。


わんちゃんねこちゃんたちは痛みがあっても隠してしまう子が多いので、感染が進行する前に気づくためには歯磨きの習慣をつけて、歯の状態を観察することが有効です。歯磨きのときに痛がる部分があるときは、歯科が得意な獣医師を受診していただくことで、早期発見につながり歯を残す治療も可能です。

グラフで見る『鈴木 憲人 獣医師』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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