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寺本 浩平 歯科院長

KOHEI TERAMOTO

「かかりつけ歯科医師」として
患者さんのライフスタイルに合わせて診察をする

寺本 浩平 歯科院長

寺本 浩平 歯科院長

寺本内科歯科クリニック(訪問診療・往診)

文京区/本郷/本郷三丁目駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●訪問歯科診療

人と関わる仕事がしたいという思いから医療の世界へ

寺本 浩平 歯科院長

人と関わる仕事がしたいという思いから、医学の道に進みたいと考えるようになりました。私の専門である摂食機能療法学講座は、大学卒業後にできた新しい講座です。初めて対象患者さんに触れた時「この分野は本格的にやらなければだめだ!」という使命感が湧きあがりました。今後、口腔機能管理を必要とする患者さんは、増えることはあっても減ることはないと感じたんです。

大江戸線・丸ノ内線の本郷三丁目駅から徒歩5分のこの場所に歯科・小児歯科・歯科口腔外科・訪問歯科診療の寺本内科・歯科クリニックを開業したときから「かかりつけ歯科医師」を目指しています。今、目の前の患者さんの虫歯を治したとしても、20年間手をつけずにいたら、お口の中は崩壊状態になってしまいますよね。その場限りではなく、かかりつけ医として患者さんの終末期まで追えるシステムをつくりたいと思っています。
そのため、「外来と往診」というくくりにもこだわっていません。患者さんのライフステージに合わせているだけです。歩いて診察にいらっしゃった方が脳梗塞で倒れ、在宅介護が必要になったとしても、我々の患者さんであることに変わりありません。ライフステージに変化があっただけのことです。そこに私が合わせるのは当然のことという考えなので、訪問診療を始めたのも、ごく自然な流れでした。

生活習慣を改善する為に、歯科医師としてできるアプローチを行う

寺本 浩平 歯科院長

当院の柱として、「LSM(ライフ・スタイル・モディフィケーション)」があります。生活習慣の改善という意味で、糖尿病などの生活習慣病を改善するために、歯周病のケアなど歯科医師としてできるアプローチを行っています。患者さんのライフスタイルに合わせて診察をするという考え方から、介護が必要な方や障害をお持ちの方には訪問歯科も行っています。
「入れ歯を作って終わり」ではなく、自分が作った入れ歯できちんと食事を摂ることができているかのチェックを行い、うまく飲みこめないなどがあると、嚥下機能に対する評価とリハビリ指導も行います。歯を修復する事までが歯科医師の仕事、というイメージが強いかもしれませんが、私にとっての歯科医師の仕事とは「食事を摂ることができるようにする」までの過程を指します。たとえば左手にマヒが見られるようになったとしても、そちらを倒れないように支えることで、こぼさずに食べることができるんです。このように、ライフステージが変わったことを悲観的に捉えるのではなく、そこで何ができるかを一緒に考えていく事が大切だと思います。
また、1Fが内科で2Fが歯科になっていて、待合室もそれぞれの科の前にあります。内科医師が常勤でいるので、麻酔をするときなどは安心できる、というのも特徴としてあるでしょうね。

内科と歯科クリニック、連携の取れた治療方法

寺本 浩平 歯科院長

糖尿病や動脈硬化に限らず、生活習慣が乱れていると生活習慣病を引き起こします。当院ではそれを改善するために、内科からアプローチしていくことも、歯科の分野から働きかけることもできます。例えば、父(1Fにある内科の院長)の専門である脂質代謝異常等を抱えた患者さんの場合、血液がドロドロになっている。その症状を改善するためには、食事療法がとても効果的といえます。正しい食事をするためにはお口の中の状態を整えておく必要があり、それができる状態かどうかは、2Fの歯科に来ていただければ診察することができます。別の病院に行く必要はありませんし、同じ建物内で情報を共有することができるので、1人の患者さんとより深くお付き合いすることができます。また、糖尿病と歯周病とは関わり合いがあり、これらを並行して治していくことができるんですよ。

今後の展望について

「誤嚥(ごえん)」や「窒息」を招く摂食・嚥下障害について、みなさんにもっと知っていただけるための活動をしていきたいですね。個々の嚥下機能を知ることで、その発生を防ぐことができるようになります。誤嚥性肺炎で亡くなる方が多いので、これらのことを減らしていくための活動を積極的に行っていきたいと思っています。
嚥下機能が低下しているなかで、全くハプニングを起こさない、ということはできません。もちろん最大限の注意を払っていますし、技術も磨いてきています。ただ、どうしてもそれはついてくるものなんですね。なので、何らかの事態が起きたとしても、そこからどうやってベストの方法を探すか、ということに思考を巡らせていきたいと思っています。同業のみなさんにも、現状の課題や今後取り組んでいきたいことなどをお話させていただく機会が増えてきたので、ぜひ、耳を傾けてもらえたらと思っています。

これから受診される患者さんへ

体のどこかに悪い部分が見つかったことをあまりネガティブに考えないでください。言い換えれば、それも自分の一部なのです。例えば、歯周病が悪化して、自由に食事を摂ることができなくなってしまったとします。そのときに、「なんで自分の歯くらいケアしてこなかったんだ」と悔やむのではなく、悪いということが分かった今から、「じゃあどうやって改善しようか」と共に考えていきましょう。それには専門家の知識と技術、アドバイスも必要です。
人生がより彩りのあるものになるために、是非一緒に取り組んでいきましょう。

※上記記事は2014.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

寺本 浩平 歯科院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:スキー、BBQ、剣道
  • 好きな本:宮本輝、村上春樹の本
  • 好きな映画:サウンドオブミュージック、レナードの朝
  • 好きな言葉:思いやり、気配り、心配り
  • 好きなアーティスト:サザンオールスターズ、ミスターチルドレン、長渕剛
  • 好きな観光地:南房総、カナディアンロッキー、トロント

グラフで見る『寺本 浩平 歯科院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION